トップに戻る
シェア

CBDは花粉症に効果があるのか?!

真理子 山浦 07/04/2022 0 comments

今回はCBDが花粉症に効果があるかどうかについて、弊社のメディカルアドバイザーである山浦真理子医師に解説いただきます。

MM411メディカルアドバイザーの医師 山浦真理子です。桜がきれいに咲きはじめ、長かった冬からいよいよ春の季節を感じるようになってきましたね。その反面、辛い花粉症のシーズンでもあり、その真っ只中な今、皆さんは日々どのようにお過ごしでしょうか?

コロナ禍でマスクをするのが当たり前となりましたが、それでも花粉は容赦なく、鼻腔内や喉に侵入し、アレルギー反応を引き起こします。花粉症のお薬をお医者さんに処方してもらったり、薬局で購入して症状を和らげようとする方が多いと思いますが、やはり眠気やのどの渇きといった副作用が辛いですよね。

また、寝不足や疲労、ストレス、飲酒などは花粉症の増悪因子と言われていることを知っていますか?そんな中、CBDオイルは質の良い睡眠やストレス緩和を促すリラックス効果、いわゆる自律神経系の乱れを整えてくれることは多くの研究で報告されています。1,2) さらに抗炎症作用があることも研究で示されているため3)、花粉によるアレルギー症状を和らげてくれる可能性があるのです。

花粉症の治療にCBDを使用した体験談

実際、筆者も子供の頃はアレルギー体質であり、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎と一連のアレルギーマーチを経験しました。成人後はスギ花粉の時期、発作的にくしゃみがはじまると一日ずっと止まりませんでした。それによる頭痛や顔全体の筋肉が痛むほど、毎年本当に辛い思いをしていました。

しかし、CBDオイルを日々摂るようになってから、なんとあの辛かった発作的くしゃみや鼻づまりが嘘のようになくなったのです。たまに目が痒くなったり、鼻がムズムズする日もありますが、圧倒的に楽です。抗ヒスタミン薬もこの数年は飲まずに快適に過ごしてます。もちろん、CBDだけで花粉症が改善したとは断定できません。この2年間はコロナ禍で外出する機会が圧倒的に減り、花粉に感作する機会が減ったというのも理由にあがります。また、飲酒をする機会がほとんどなくなったというのも理由にあるかもしれません。でもこんなに辛かった花粉症が少しでも改善するのなら、トライしてみる価値はあるかと思いませんか?CBDは一般的なお薬とは違って天然の植物から抽出された物質で、かつ、重大な副作用の報告がほとんどないこと4)、そして医学的にも様々な研究でその抗炎症効果や免疫機能の改善効果が報告されています。さらに花粉症だけではなく、質のいい睡眠やストレス緩和にも役立つということから、コロナ禍で行動制限があったりとストレスフルな現代では、ウェルネス向上の目的としても一石二鳥ではありませんか。

CBDと花粉症についての科学的知見

さて、なぜ花粉症にCBDが効くかもしれないのか?ということですが、先程も述べたように、ストレス、寝不足、飲酒などは増悪因子ともいいました。その理由として、それらによって自律神経系が乱れやすくなり、免疫機能が低下することにつながるからです。

そこで、私たちの身体の大事な役割をになっている内因性カンナビノイド系(Endocannabinoid system、略してECS)は、自律神経系と密接にかかわっていることが最近の研究でわかっています。5) ECSは免疫調整の役割を担っており、内因性カンナビノイド系やCBDが働きかけることで低下した免疫機能を修復してくれると示されています。6)

さらに最近の研究では以下のことが報告されてます。アレルゲン物質(ホコリや花粉など)が体内に侵入すると免疫反応が起こり、ヒスタミンという物質がマスト細胞より放出されます。それにより様々なアレルギー症状が起きるのですが、CBDはそのヒスタミンを放出させるトリガーとなる抗体を低下させ、ヒスタミンを放出するマスト細胞の活性化を抑制させることが報告されています。7,8) さらにCBDはその抗炎症作用により、鼻汁や皮膚・目の痒み、蕁麻疹などの様々なアレルギー症状を緩和させる可能性があるというのです。また、気管支喘息においても、その気道炎症を低下させることも報告されています。9)

以上のことから、抗炎症作用や免疫機能のバランスを整えてくれるCBDは、花粉による辛いアレルギー症状を緩和してくれるのではないかという期待がされています。

まだまだ研究途中であるので、絶対に効果がある、とは言えませんが、私たちの身体や心のバランスを整えてくれるCBDを花粉症対策のためにもこの時期は“Daily Dose”してみてはいかがですか?

初めてCBDをご使用される方、また少しでもご不安なことがある方などは医師や専門家にご相談することをお勧めいたします。

1)Shannon S, Lewis N, Lee H, Hughes S. Cannabidiol in Anxiety and Sleep: A Large Case Series. Perm J. 2019;23:18‐041.

2)Zuardi AW, Rodrigues NP, Silva AL, et al. Inverted U-shaped dose-response curve of the anxiolytic effect of cannabidiol during public speaking in real life;Front Pharmacol;2017 May 11;8:259.

3)Nagarkatti, P., Pandey, R., Rieder, S. A., Hegde, V. L., & Nagarkatti, M. (2009). Cannabinoids as novel anti-inflammatory drugs. Future medicinal chemistry, 1(7), 1333;1349.

4)World Health Organization (2018, June). Cannabidiol (CBD) Critical Review Report.

5)Beat Lutz, Giovanni Marsicano, et al. The endocannabinoid system in guarding against fear, anxiety and stress. Nat Rev Neurosci. 2015 Dec; 16(12): 705;718.

6)Valeria Giorgi, Daniela Marotto, et al. Cannabis and Autoimmunity: Possible Mechanisms of Action.Immunotargets Ther.;2021;10: 261;271.

7)Giudice ED, Rinaldi L, Passarotto M, et al. Cannabidiol, unlike synthetic cannabinoids, triggers activation of RBL-2H3 mast cells. J Leukoc Biol. 2007;81(6):1512‐1522.

8)Gaewon Nam, Se Kyoo Jeong et al. Selective Cannabinoid Receptor-1 Agonists Regulate Mast Cell Activation in an Oxazolone-Induced Atopic Dermatitis Model. Ann Dermatol. 2016 Feb;28(1):22-9

9)Vuolo F, Abreu SC, Michels M, et al. Cannabidiol reduces airway inflammation and fibrosis in experimental allergic asthma. Eur J Pharmacol. 2019;843:251‐259.

Post a comment

メールアドレスが公開されることはありません。

jaJapanese