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大麻の研究を続ける「近代カンナビノイド研究の父」ラファエル・ミシューラム博士

カート・ハーン 17/03/2021 0 comments

イスラエルの有機化学者であり、エルサレムヘブライ大学の医用化学教授でもあるラファエル・ミシューラム博士が1960年代初頭にTHCとCBDの構造に関する画期的な研究成果を発表したとき、その反応は彼が期待していたものとは大きく異なっていました。大麻が薬用に使えるという考えを世界はまだ受け入れておらず、多くの人が大麻を役に立たない娯楽用の「麻薬」と考えていたからです。しかし、医療用大麻が受け入れられるようになり、新たな大麻研究が行われるようになると、ミシューラム博士らの初期の研究結果は、大麻に含まれるカンナビノイド化合物の構造について、現在わかっていることの「基礎」となり、大麻業界にとって更なる重要なものとなっていきました。

 

ラファエル・ミシューラム博士の紹介

ミシューラム博士は、1960年代から大麻とその中に含まれる多くのカンナビノイド化合物の研究を行い、それらはTHCとCBDの分子構造からCBDを使った様々な症状の治療までと多岐にわたり、その中でも最も重要なのは、CBDによる発作やてんかん治療に関する研究でした。

当初は彼の主張を批判する声もありましたが、ミシューラム博士の研究は、数多くの公開された研究によって裏付けられており、ご存知のように現在アメリカでは、FDAによって承認されたCBDベースのてんかん治療薬が販売されています。ミシューラム博士の過去の研究が、これからも時の経過と共に評価が高まっていくことに間違いはなく、そして今も尚、大麻の研究を続け、大麻の効果をより深く理解するための新たな発見をし続けています。ミシューラム博士の研究にかける情熱的でチャレンジングな精神を、私たちは心から敬愛して止みません。

私たちにできること

私たちの暮らす日本は大麻取締法のもと、現在も大麻の使用及び研究でさえ厳しい取締りや制限を受けています。ですが、世界的な合法化及び臨床研究の進展と共に、カンナビノイド医学の社会的認知度が高まりつつある中、大麻からの恩恵を受け、苦しい病状から救われている患者さんが多くいらっしゃるのも事実です。グローバルな視点で、大麻研究における新たな発見や正しい知識・情報に耳を傾け、大麻草の真実を受け止める柔軟な姿勢をもつことは、現行法に反することなくできる取り組みではないかと思っています。

 

ザ・サイエンティスト−映像提供:日本臨床カンナビノイド学会

MM411 APAC 統括責任者。日本のカンナビノイド医学教育発展のため尽力する。アジア全域のグローバル日本企業への人材及び組織開発の教育研修設計に従事。また名門ベンチャーキャピタル投資顧問会社セコイアキャピタル日本顧問、日経機関投資家アンケートトップ業界アナリスト入賞。CNN出演。早稲田大学・スタンフォード大学ビジネススクール

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